介添え・アテンダーの服装 〜これから〜

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日本で結婚式を行うときにはまずほとんど「介添え」「アテンダー」が付きます。
*介添え・アテンダーと呼称が会場や組織によって異なりますが、ここでは「介添え」と統一します。
主に新婦のそばでドレスのサポートやお食事、着席のお手伝い、いわば新婦の執事のような役割。新郎のお願いにももちろん耳を傾けますが、新婦の側を片時も離れない介添えは新婦の精神的な支えにもなる心強い存在です。

以前、介添えは和服が主流でした。90年代ごろから、アテンダーという呼び名と共にスーツ姿の介添えが多く見られるようになります。現在ではパンツスーツの方が多いですが、それは動きやすさに加え、実用性も兼ね備えているから。介添えには膝をついて対応する機会が多いのです。清潔感も求められ、髪型やネイルにも気を使います。

さて、海外(主に欧米)ではこの「介添え」は日本のような独立した役割で成り立っておりません。プランナーが新郎新婦のお手伝いをすることはもちろんありますが、膝をついてケアをするということはありません。

10年ほど前の話になりますが、外国人カップルのプランナーとして新婦お支度のお手伝いをしていたとき、当日のカメラマンから「それ、新婦の妹さんにやってもらって」と言われました。絵的には介添え(プランナー)が手を出すのではなくて、ご家族やご友人が新婦のお手伝いをしていた方がいい、ということです。おそらくそれは正しいでしょう。日本人の私は新婦にすぐ手を差し伸べたくなってしまうのですが、それ以降は必要最低限に抑えるようにしています。カメラが入らないところでは通常の介添えを行います。

新婦が日本人の場合にはその限りではありません。日本の介添え方式を進めたい、進めていただきたいと今も昔も変わらず思っています。ご家族もそれを求めておられます、それが日本の「スタンダード」だからという理由だけではなく、新婦が本当に安心してくださるからです。

海外では日差しが強くて眩しいのでサングラス😎をつけるのが一般的です。従ってカメラマンがサングラスをしていることはよくあります、よりよい写真を撮るためにも、どうぞそこはお許しいただければと思います。が、介添えやプランナーがサングラスをするのは、特に日本人カップル相手のときはNGです。海外生活が長いとサングラスも必須の生活をすることが多いですが、接客をするときにはサングラスは外します。結婚式当日はしません。サングラスをしている介添えさんを想像していただければと思います😎。ただ、これに関しても「郷に入っては郷に従え」と言われたこともありますのでサングラスもあり、という方も一定数いらっしゃることも承知しています。

現在では海外挙式のプランナーも、日本での経験がある方が増えてきましたので、介添え経験がある方もいらっしゃいます。ドレスの持ち方はただ持ってあげればいいということではなく、いかに綺麗に持って差し上げるか、です。お客様が日本人の場合には日本式のサービスを、というのが私たちの思いです。

さて、コロナ時代から今後に向けて、介添えもマスク使用になるかもしれませんね😷。介添えは新郎新婦の耳元でお話することもありますし、距離が近いですから、マスクも許容(もしくは義務)になるかもしれません。手袋はどうでしょう。。会場のキャプテンが使用しているような、白い手袋であれば大丈夫かもしれませんね。

手探りで各会場が指針を出していくと思いますが、新郎新婦に安心を提供するはずの介添えが怖いと思われては意味がないので、会場関係者も再開に向け、これからのルールを考えていくところだと思います。皆さまが安心して結婚式を行える日が早く来て欲しい、と願うばかりです!